山谷佑介 exhibition「Use before」

山谷佑介 exhibition「Use before」2015/7/24(fri) – 8/2(sun) ※closed on 7/29(wed) @Pulp (map)
13:00-20:00

7/25(sat)18:00-20:00 オープニングレセプション
7/26(sun)15:00-16:30 アーティストトーク

■作家・作品について■
山谷佑介は1985年新潟生まれ、現在東京を拠点に活動している写真家です。
写真スタジオに勤務した後、移住した長崎で出 会った東松照明や無名の写真家たちとの交流を通して写真を学び、作家としての活動を開始。
これまで、ミラノのスクワッ ト、東南アジアのパンクスなど、国内外の様々なアンダーグラウンド・コミュニティに自身を溶け込ませ、生活を共にし、 遊びながら、そこにある日常を、彼自身が現代に生きるアウトサイダーの一員としての繊細な視点で撮影しつづけていま す。
同時に、ライブハウスやクラブの床に原寸大の床写真を貼り、アルコールや靴の跡などが残された写真シリーズを発表 するなど、ストレートなスナップ写真だけでなく、様々な方法で写真を試みている作家です。

■展覧会について■
「Use before」は、2008年に生産を終了したポラロイド社のポラロイドフィルムで撮影された作品です。
今回山谷は、有効期限を何年も過ぎたポラロイドフィルムで、 山谷自身がドラムを務めるパンクバンド、”NEIGHBORS”のライブ会場に集うバンドマンや友人たちのポートレートを撮影しました。
そして、それぞれのポラロイドには被写体となった人々の誕生日がスタンプされています。
有効期限の切れたポラロイドフィルムは、経年劣化により現像ムラや端欠け、感度の低下や上昇、カラーバランスの崩れを起こします。
今回の作品も、顔がほぼ認識出来ない程にフィルムが劣化しています。
山谷が十代の頃から音楽や様々な文化を通して抱いていたという、自身の嗜好と時代とのズレ。
自分がいつの時代に生きているのかがわからない、という浮遊感。
有効期限が切れたフィルムと、一見時代に取り残されたかのような若者たちの姿。
本作では、変化を続け止めることのできない時間の流れの中で、時代と個人との狭間を生きる人々を写し出しています。